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住まいのコラム

電気をつくるだけではない

テクノロジーのこと | 2014.08.01

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最近、10KW以上の太陽光発電システムのご提案が多くなりました。これは一般住宅でも発電量を全量売電することができるようになり、その条件のひとつが10KW以上の太陽光が条件のためです。今までは、約4KWの太陽光発電で4人家族の消費する電力を相殺して、光熱費を安く抑えられるエコ住宅としての提案でしたが大容量の10KWを載せれば、全量買取制度を利用して得られた収入を住宅ローンの支払いの足しにできるかもしれません。

一般住宅用では、買取価格が37円/KWHですが、10KW超の事業用では、少し価格は安く34.6円/KWHになります。買う電気料金(約26.1円/KWH)より高く売れるので、簡単に試算すると10KWを発電すると34,600円/月の売電収入が期待できます。仮に20KWを搭載すると約69,200円/月の売電収入が得られ、その収入で35年の住宅ローンを組むと金利(0.775%)にも依りますが、約2,500万円の借り入れができます。但し、太陽光発電システムが35年間修理が掛からない場合ですが、売る電気と買う電気料金の差だけでも得をするかもしれません。当社ではハコ型の外観が比較的多いですが、これからは大容量の太陽光パネルを載せるため、片流れの大屋根で、勾配天井を利用したプランが増えてくるかもしれません。

また、最近注目されている「HEMS(ヘムス:ホームエネルギーマネジメントシステム)太陽光発電」は、家庭用燃料電池などのエネルギーをつくる機器と蓄電システムが連携し、そこに家電や設備機器をつなげることで、電気の発電状況や使っている電気の使用状況、蓄電池への電気量が一目でわかります。電気を「見える化」にすることで、前年前より平均で11%の省エネになったという結果も報告されています。

HEMSは、ITを駆使し過去の電気使用情報や天気予報から深夜にエコキュートで自動でお湯を沸かせたり、昼間の太陽光発電の電気を溜めておくなど、それぞれの家庭のライフスタイルに合わせて、HEMSが自動で考えてエネルギーを最適に使って省エネしてくれます。ただ、まだ蓄電池が100万円ぐらい掛かるため、実用的ではありません。

最近では、電気自動車に蓄電池の機能をもたせる研究が進んでおり、15年後の2030年には今の7倍の蓄電が実用化された車やそれを生かしたいろいろなライフスタイルが生まれてくると思われます。今までもガレージハウスの提案を行ってきましたが、排気ガスの問題等でリビングとは何らかの間仕切りが必要でした。しかし、電気自動車の登場で車を家の中に取り込む間取りが可能になってきています。G(ガレージ)+LDKという今までと違ったライフスタイルになってくるかもしれません。

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