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住まいのコラム

キャッシング利用で住宅ローンが通らない!?

お金のこと | 2017.08.16

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家を建てるとき、ほとんどの方は住宅ローンを組むことになります。住宅ローンには必ず事前に審査があり、審査によっては借りられなかったりすることもあります。そこで、住宅ローンを検討される皆様にとって大切な住宅ローン審査について、少しネガティブな内容になりますが、事例を交えてお話しします。

クレジットカードのキャッシング利用が影響した事例

某営業担当者がA様と宅地購入に向けて、住宅ローンの事前審査について相談をしていた時のことです。A様が「審査は通るだろうか」と仰ったので、営業担当者が「何か心当たりはありますか?」と聞いてみました。A様の答えは「心当たりがある」でした。

どうやら過去にクレジットカードのキャッシングを利用した際、返済期限が過ぎてから返済をされたことが度々あったそうなのです。さらに詳しく聞いてみると、数万円の借入で返済が遅れたことはあったものの、数ヶ月前に完済したとのことでした。「それなら何とかなるかもしれない」と営業担当者は思い、源泉徴収票もお持ちだったので、住宅ローンの事前審査申込書に記入いただき、その日のうちに銀行へ提出し、住宅ローンの事前審査を開始しました。

もし銀行の審査で個人信用情報に問題があった時は、銀行に申込書を提出してからあまり時間が経過しないうちに「融資できません」と回答が返ってきます。しばらくしても銀行から連絡がなかったため、営業担当者は念のため、銀行に「個人信用情報は問題ありませんでしたか?」と確認の電話をしました。その時点では、銀行から「何も問題はありませんでした」と回答がありました。営業担当者は「よかった」と胸を撫で下ろしました。ところが、その後同日に銀行から「保証会社に提出したところ“総合判断で融資不可”と回答がありました」と連絡が入りました。

要するに保証会社で改めて調べたところ、個人信用情報に問題が見つかったため、融資ができないと判断されたということなのです。結局A様は、その宅地購入を断念されました。

銀行では審査が通ったのに、保証会社では住宅ローンが通らなかった理由

住宅ローンの事前審査は、まず銀行内部で審査を行い、問題がなければ書類を作成し、保証会社に提出されます。そして、保証会社で改めて審査を行い、合格すると保証会社から融資承認の通知が届くという流れになっています。A様のケースでは、銀行では問題がなく、保証会社で不可となったことから「全国銀行個人信用情報センター」には登録されていない情報が、保証会社で照会する「CIC(貸金業法指定信用情報機関)」や「JICC(日本信用情報機構)」には存在したということになります。

クレジットカードでの返済遅延や事故情報は、全国銀行個人信用情報センターでは調べることができません。A様が懸念されていたことが保証会社の審査時にCICかJICCで情報として上がり、融資不可の判断の一因となったと考えられます。ちなみにA様のケースでは「返済を遅延したことがあった」という点がポイントになります。返済が遅れることなく完済されていれば、「融資不可」と言う判断まではいかなかったかもしれません。ただし、キャッシングの金額等により、希望融資額からの減額等は考えられますので、ご注意ください。

今回の事例のようなことに心当たりがある方や自身のない方は、住宅ローン審査の前に、ご自身で信用情報機関に問い合わせを行い、どんな情報が登録されているのか、その情報はいつまで登録されるのかという点を確認されることをお勧めします。

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