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住まいのコラム

高気密・高断熱住宅には〇〇をセットで考えることが実は大切!

テクノロジーのこと | 2017.12.20

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最近、建物の性能を気にされるお客様が増えているように感じます。それは、国がエネルギー消費を抑えるために省エネ住宅のロードマップを明示し、2020年の省エネ義務化が閣議決定していることで、各建築会社が性能アップを図っていることも一つの要因かと考えます。そこで、住宅性能と密接な関係にある「換気」について、お話しします。

はじめに

皆様は「住宅性能が良い家」と聞くと何を連想されますか。

「高気密・高断熱の家」を連想される方が多いのではないでしょうか。高気密・高断熱の住宅は、隙間面積が少ない分、換気扇による換気が外気との接点になります。そのため、高気密・高断熱の家で快適な暮らしを実現するには「どのような換気方式を選択するか」が、実はとても重要となります。

義務化された「24時間換気システム」とは

現在、日本では住宅への24時間換気システムが義務付けられています。同システムは、室内のホルムアルデヒドなどの化学物質やCO2を排気して、新鮮な外気を取り入れる目的で設置されています。

1990年代当時、大きな社会問題となったシックハウス症候群。

その対策として、2003年7月に建築基準法が改正され「汚染源の有無を問わず、1時間当たり、家全体の空気の半分以上の量を排気して、同じだけの量の外気を吸気しなさい」と定められました。つまり「2時間で家全体の空気を総入れ替えする」というものです。また、同システムは室内の空気を常に流動させるため、温度差と空気の滞留により発生する結露対策にもなっています。

3つの換気方式のメリット・デメリット

同システムには、大きく分類すると「第1種換気/第2種換気/第3種換気」の3方式があります。それぞれの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。

<第1種換気>

空気の取り入れ、排出の両方を換気扇で強制的に行う方式です。各部屋にダクトを導入し「どの部屋で何m3換気するか」をダクト計画で確保できるため、空気の流れを制御しやすく、3つの換気方式の中で最も安定的かつ正確に換気を行うことが可能です。

●メリット:第1種換気のみが熱交換システムを採用可能

この熱交換システムは、省エネと快適性に最も有効的です。簡単に言いますと、夏・冬ともに、室内で空調された快適な温度の空気と外気を一旦ミックスし、快適な温度に近づけてから室内に取り込むというシステムです。換気において最も困る「夏は外の蒸し暑い空気が入って部屋が暑くなり、冬は冷たい空気が入って部屋が寒くなる」というような弊害を解消してくれます。

また、熱交換システムにより熱ロスを防ぎ、空調にかかる電気代の節約にもつながります。この電気代の差は長い目で見ると、ランニングコストに大きな差をもたらします。

●デメリット:他の換気方式に比較してより高い気密性能が必要。初期コストが高くなる

最低C値(隙間相当面積)1以下であることが必要となりますので、それ相応の仕様にしなければなりません。また、ダクトを伴う大掛かりなシステムのため、ダクト経路の設計コストやダクト施工コストなどが必要で、初期コストだけをみると、他の方式と比べて高くなります。そのため、イニシャルコストとランニングコストのバランス検討も重要です。

<第2種換気>

屋外から取り込む空気「給気」側のみを換気扇で行い、屋内の汚れた空気を正圧によって押し出す方式で、正圧換気とも呼ばれます。外気がそのままの温度で入ってくるため、コールドラフト(強く寒さを感じる現象)が発生しやすく、病院のクリーンルームなどでは採用されていますが、住宅で採用されることはほとんどありません。

<第3種換気>

屋内の汚染された空気を換気扇で強制的に吐き出す方式です。

●メリット:最も安価で施工が容易
●デメリット:負圧のため、PM2.5などの屋外の汚染物質を室内に取込んでしまう。給気口周辺ではコールドラフトが発生しやすくなる

こちらは安価で設置も容易なため、日本で最も普及しています。但し、コールドラフトが強いことから換気扇自体を止めてしまう居住者も多く、換気不足から結露やカビの発生などの問題を起こすケースが散見されるため注意が必要です。

高気密・高断熱の住宅に必要な換気方式は何?

先にもお伝えしましたが、高気密・高断熱の住宅は隙間面積が少ない分、換気扇による換気が外気との接点になります。そのため、高気密・高断熱の住宅こそ効率的に換気を行わなければ、24時間換気システムの目的が果たされません。

コストバランスのことも考慮する必要はありますが、これから長く暮らしていくことを考えた場合、最も快適で健康な環境を得られる<第1種換気>の採用は是非とも検討したいものです。

当社では、第1種換気の熱交換型換気システムを標準採用(※)しています。性能アップが図られる今だからこそ、「換気も大切であること。最適な換気のためにはどのような換気方式を選択するべきか」ということも、家づくりを進める上で意識してみてください。

※記載情報は掲載日時点の情報です。商品改良などのため、仕様などは予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。

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