閑静な住宅街の一角、将来的に敷地の一部を分割することを想定した、旗竿形状設定での建て替え計画です。南側に隣家、東側には会社倉庫が隣接しており、周辺からのプライバシーと日当たりを確保することがこの住まいのコンセプトでした。1階に設けたLDKにプライバシーを守りながら光を採り込むため、北側にリビングを配置し、その前面に中庭を設けて、隣家から距離と採光を確保しました。そして、庭を囲むように、LDK、仕切りのない玄関、南側にサニタリー空間を配置することで、周囲を建物に囲まれていながらも家全体に明るさが行き届くようにしました。広い中庭ではお子さまがフラダンスを踊ったり、ご主人が魚をさばいて振る舞ったりなど、これからの生活を豊かにする要素が詰まっています。