敷地が持つ特性としての奥行きをテーマの1つと考え、縦と横に広がりと奥行きを与える空間を構成する。LDKは、幅5.5m×奥行き12mという木造では考えられない空間、上部に吹き抜けを設け縦と横に奥行きを与えています。さらに中庭に面する壁に4mと7mの壁を切り抜き開口を設けることで、住まいの中にも自然の要素としての緑と水を取り入れ、外部との境界を曖昧にしています。敷地中央部に配置したテラスと水盤。水盤の水が太陽の光をやさしく反射させ、緑と共に室内に映りこみます。夜には、水盤に映り込む月の光と間接照明にて計画したあかりを楽しむことも、暮らしの中での癒しとなっています。
Residential Lighting Awards 2007/地区優秀賞[パナソニック主催]LIXILメンバーズコンテスト2007/地域最優秀賞[LIXIL主催]