畑に囲まれた場所に建つ1枚屋根の黒い家。杉板を黒く塗装した外観がシャープなシルエットを浮かびあがらせ、サッシの白い枠が際立ちます。内部は木地そのままの色と白に塗り分けられ、開口部からは自然があふれています。リビングの南面には4枚木製ガラス戸が。すべて開けるとウッドデッキまで一体化し、内と外が渾然となります。キッチンはリビングからは死角になっていますが、洗面室の前を通ってリビングに回りこめる回遊動線です。洗面室からは脱衣室を経由して外観の黒色に合わせた格子で囲まれた物干しスペースに出ることができます。