阪神芦屋駅にほど近く、一方通行の前面道路から斜め進行方向に公園があり、閉ざされた建物が連続する場所に位置する、1・2階を店舗やオフィスのテナント、3階を住宅とした鉄筋コンクリート造の複合施設です。当初、前面道路から見た視線は、公園の空地と緑に導かれ、建物と反対方向に視線が集中する状況下にありました。人の視線を建物へ導くため、道路に向かって大きな開口を連続的に配置し、規則的に凹凸を設けた形状とすることで、立体感と陰影のある表情豊かな街に開いたファサードを作り出しています。多くの人がふらりと行き交う場所、新しい芦屋の魅力を創出する場所となることを願っています。